リスティを一年使ってみて思ったこと

 

 

シンプルなところが良いと思う。

ゴチャゴチャしてなくて、大人向けな感じ。

 

でも、フォントとか、少しオシャレ感もある。

いかにも「仕事用ですよ」という感じが薄らいでいる。

 

ビジネス手帳なんかもバーチカルなんだけど

あちらは、もう見るからにビジネス用。

あと、紙質もそんなに良くなかった。(以前)

 

「ビジネス手帳」や、

フランクリン・プランナー入門手帳」は、

紙質はコピー用紙みたいな感じなので、

なんというか、かたくてゴワゴワ系。

 

それに比べると、リスティの用紙はもう一段上質で、

自分は、シンプルながら、高級感のある紙だと思う。

 

 

 

 

パールのような艶がありつつ、

だからといってインクが滑って書きにくいということもなく、

てきどに水分吸って「しなっ」とまとまってくれるので、

パラパラっと手でめくったときも感触がよく、

かさばる感じというか、ゴワゴワ感がない。

 

(※シャンプーの話ではありません)

 

 

ビジネス手帳も、

フランクリン・プランナー入門手帳も、

紙が安っぽいのが不満で乗り換えたので、

紙質というのはやはり重要な点だと思う。

使い続けるときに、とくにその違いを感じる。

 

(といっても男性ビジネスマンなどは

紙質より値段のほうが気になる人も少なくないと思うので

それはそれで戦略的に成功してるんだと思う)

 

 

罫線は、方眼で、色は薄め。

方眼が濃すぎて邪魔で書けないとか、そういうことはない。

 

方眼の間隔は自分には合ってないけど

むしろ「方眼に行を合わせないといけない」とか

気にしなくていいぶん、気楽に使えてる。

そういう意味では、絶妙なサイズだと思う。

 

方眼はやっぱり、はみ出してナンボというか。

 

方眼に行をピッタリ合わせてる人って

(たぶん5mmくらいないと合わないと思うけど)

方眼ユーザーではなく、

実は潜在的な横罫ユーザーなんだと思ってる。

 

 

月曜日はじまりで、日曜日終わりなのもポイント高い。

自分は日曜日始まりは合わないですね。

感覚がズレちゃうんだよね。

 

月曜日が嫌な人もいるので(仕事行きたくないとかで)

それをずらすのが最近流行ってるけど

そんなことしても月曜日は来るので

こっちから月曜日を迎え撃ったほうがいいんだよ。

 

それで、日曜日がちゃんと赤字になってるのも良い。

ここがカラーになってないと

ものすごく安い手帳に見える。

 

ただ、昼の12時のところが、赤い点線になっているのは

親切なんだろうなと思うけど

とくにいらないかな。

 

 

あと、自分は「左下のカレンダーいらない派」なので

カレンダー絶対いらないんだけど

絶対ついてるから諦めてる。

ここがメモ欄だったらな・・・って思うんだけど。

今のところ、ここがデッドスペースでつらいです。

 

この左のメモ欄には、

「先週の振り返り」を書いてますね。

フランクリン・プランナーにもそういうスペースがあったので

その使い方をそのまま流用してる感じ。

 

予定は月間カレンダーのほうに書いてる。

 

 

それと、日付の横の英文字も絶対いらないんだけど(Mondayみたいな)

絶対ついてるから諦めてる。

 

 

その横の、「345-20」みたいなの

今まで全然気にしてなかったけど(見てなかった)

誰かが「これは一年のうち、残りの週がどれくらいあるかである」と

教えてくださったので

それ聞いてから急速に

「うわ、邪魔・・・」と思ったけど

気にしてもしょうがないから諦めてる。

 

 

細かいことだけど、ずーっと「2023」とか

年数が全てのページに入ってるのも

いらんなって思うけど、

いる人もいるんかな、

 

まあこういうのはすべて

「あったらあったで、便利」なんだろうけど

そういうのを思いきって削ったほうが

デザインは垢抜けますよっていうのは

自分は内心思ってますが、

他の人の同意はたぶん得られないんだろうね。

 

路線図とかも、いらないので

そんな余分なコストかけるくらいなら

他のとこにお金かけてほしいんだけど、

 

そこまで希望しても

自分の望み通りのものは無いわけだから

あるもののなかから選んでいくしかなく、

その中では、

リスティは、これでも色々削ってあるほうなので

もうここが限界点。

 

これ以上シンプルなバーチカル手帳を探しても

なかなかないんだろうなと思うので、

自分としては、これは現時点ではベストだと思ってる。

 

不満は言うけど、全体的に満足してる。☆4つくらい。

 

(好きなものに不満を言ってしまうのは

appleユーザーみたいなもんらしいけど

自分もたぶんそういうタイプなんだと思う)

 

 

シュナイダーのボールペン、試し書きした結果

 

 

シュナイダーのオフィスと、

ジェットストリームを交互に使ってみた。

 

そうすると、最終的に

シュナイダーのオフィスを握りしめている自分がいた。

 

理由は、分かるところも、分からないところもある。

自分の感覚だと、紙に当てたときのガリガリ感がない。

 

優しい、柔らかい。

 

これ、クリックゴールドと特徴的には一緒!

 

クリックゴールドが一番(紙当たり感が)優しいのかと思ったけど

字幅が太いぶん、ヘタしたらオフィスのほうが優しい可能性がある。

 

鋭さはないけど、そのかわり、まろやかな書き味。

 

これ使い始めたら、他のは使えない可能性がある。

 

 

あとはもう、クリックゴールドの軸と

オフィスの軸とどっちが手に合うかみたいな話。

 

男性だったらオフィスでもいいんじゃないだろうか。

 

あと、クリックゴールドはもう0.7の替芯がないので

将来的には使えないということが判明しているため、

そういう意味で、シュナイダーへの乗り換えは「アリ」というか、

いずれは乗り換えるしかないという話。

 

クリックゴールドの多色用のほうは

たぶん0.7と似たような芯だと思うので、

多色ペンを使えば解決するかもしれないけど、

個人的には単色ペンが好きだから、

ちょっと保留にする。

 

「日本のボールペンの書き味はいいけど、ガリガリするのがすごく嫌だ」

という人には、はまるかもしれないボールペン。

 

自分がクリックゴールドにドハマりしたように。

かどまるプロ師匠、来ました

 

 

これを見たら、かどまるプロ師匠にウチに来てほしくなったので、

来ていただくことにしました。

 

 

 

かどまるプロ師匠です。

 

中のギミックがすごい見えます。

事務用品の圧倒的なオーラが隠しきれていません。

さすがですね。

 

 

 

 

フランクリン・プランナーのリフィルは、

左側を見れば分かるように、

コーナーの角がものすごく丸いです。

 

ですから、プロ師匠の、「L」がいいんじゃないかと思ったんですが、

 

 

 

 

角のサイズ、違うな!?

 

かどまるのLでも、全然足りてないな!?

 

 

「それなら別にプロじゃなくてもよかったか」

 

 

と内心思ったんですが、

とてもきれいにカットできていて、

元のフランクリン・プランナーのリフィルの角よりきれいにカットできていたので、

「さすが師匠だ」と思いました。

 

 

あと、こういう「角丸」って、

もっと「シャクシャクッ」とカットできると思ったんですが、

パンチ穴を開けるときのように、

「ガチン!」と開けるみたいで、

爪切り並みの強い手応えがあるというか、

思ったより力強い感じでした。

 

「シャクシャクッ」と爽やかにカットしたい方は

もう少し軽い力でもできるやつがあるようなので(切れ味は不明ですが)

そちらも選択肢に入れるといいかもしれませんね。

 

 

でも、師匠は

ネオがあるせいか、だいぶ安くなっていたのと、

透明なので、紙の位置を合わせるところがハッキリ見えるのがいいかなと思った。

 

大きさはけっこうあるので、

業務用とかで使うのでなければ、

小さい角丸くんでもいいのかな? とは思います。

 

カットはとてもきれいに出来るので、

無駄に、全部のリフィルの角をカットしちゃった。

 

楽しい。✧٩(ˊωˋ*)و✧

ビックとシュナイダーのボールペンの互換性

 

 

シュナイダーのボールペンが届きました。

 

届くの早いし、梱包もちゃんとしてある。(プチプチ封筒に入っていた)

当たり前のことだけど、安心しました。

 

よく見たらシュナイダーの公式取り扱い店で、

やっぱり公式は違うなと思いました。

 

 

 

 

リフィルを取り出してみました。

 

 

どちらも白筒です。

ただ、バネの長さが違います。

クリックゴールドのほうがバネが長い。

 

シュナイダーのリフィル(770M)をクリックゴールドに入れてみたけど、

普通に使えました。

 

ただ、逆は無理な気が。

クリックが効きません。

 

あと、この770Mリフィル自体、

リフィルのみの販売を見つけることができませんでした。

 

 


 

オフィス 765M(M/中字)

エクスプレス 775M (M/中字)

 

 

というリフィルは売ってるみたいなので(まとめ売りのみ、かもしれないけど)

この白筒リフィルはちょっと入手が出来ないかもしれない。

 

 

シュナイダーのリフィルは色々あるようなので、

探せばクリックゴールド0.7に入るものがあるかもしれないけど、

「全部買ってみないと分からない」というのがなんとも・・・。

 

 

あと、入れ替えてみて思ったのは

自分の手にはクリックゴールドのほうが合う、

 

シュナイダーは、少し大きめですね。

ユニボールワンなどの軸の太さと似てるかな、

 

そう思うとクリックゴールドはだいぶ細めだなと思う。

クリックゴールドは、ピュアモルトの単色と近い太さ。

(ピュアモルトの単色も、かなりスリムなやつです)

 

考えてみれば、

自分はジェットストリームを使うときに

ピュアモルトに入れてたので(魔改造して)・・・

 

ピュアモルトって、けっこう重さがあるんですよね。

あの木軸も、意外と滑らなくてホールド感もいいし。

 

それでジェットストリームの滑りすぎな欠点を

あまり感じて来なかったのかもしれないなあ。

 

ピュアモルトに入れるのをやめてから

急激に違和感を感じてしまったのかもしれない。

でももう魔改造はしたくないから、しょうがない。

 

 

 

シュナイダーのボールペンの話に戻ると、

これ見てると、「ドイツ的だな」ってすごく思う。

 

クリックゴールドはフランス的で

似てるようだけど全く違うね。

お国柄なんでしょうか。

 

シュナイダーのこのボールペンは、

ノック部分は二回りほど大きいし、

クリップも1cmくらい長い、

ペン先の出方もクリックゴールドより大きいです。

 

クリックゴールドのペン先の出方はちょっと独特で、

小鳥のクチバシみたいな感じになっちゃってるけど、(※かわいいところ)

シュナイダーのほうはしっかり出てます。

 

 

 

 

 

書いてみました。

 

シュナイダーのほうは、本当にノスタルジックな書き味です。

昔のボールペンと何も変わってなさそう。

 

これ、0.5らしいけど、

アマゾンのレビューで「かなり太い」とあったので

太いんだろうなと思ったけど、たしかに太いね。

 

インクは青にしてみたんだけど

けっこうはっきりした青で、

ジェットストリームの青より一段明るい。

自分はこっちの色のほうが好きかな。

 

ノック部分が大きいので、ノック感覚はすごくある。

ユニボールワンの単色のノックの大きさに近いかな、

「ガション! ガション!」という感じで

とくに静音でもないユニボールワンより、さらに音が大きく、

「静音性? なにそれ」という感じの開き直り感があります。

 

使ってみて思ったのは

現代日本人に全く合わないボールペン、

 

このシュナイダーのボールペンは、

手が大きくて、筆圧が強い人向けだと思う、

どう考えてもドイツ人にベストマッチです。

 

書き出しがカスレるとか、うるさいこと言わない、

手が大きくて、気質がおおらかで、

「昔からあるもの(変わらないもの)が、いいものだ」という価値観、

 

でもその中で、シュナイダーは

かなり現代的なデザインのものもあるので

いちおう、変わろうとはしてみてる、

 

 

でも他のメーカーほどうまく変われない、

ラミーみたいにうまいこと世渡りできないというか、

 

一見、「ニューヨーク風現代アート、取り入れました」みたいな感じで

すごく変わってるように見えるけど

 

でもこのボールペン(オフィスシリーズ)を使うと

「おまえ、なんにも昔と変わってないじゃんw」となる、

 

子供のころ一緒に遊んでた懐かしい友だちに会って、

何も変わってなかったときの、

なんともいえない懐かしさ、嬉しさみたいな。

 

 

 


見てみたら、

ラミーはハイデルベルクにあるらしい。

会社もかなりモダンなデザインですね。

 

 


シュナイダーは、場所はどこか分からないけど

自然に囲まれた森の中のような、

めっちゃくちゃきれいな場所にあります。

屋根の色ひとつとっても、中世感がある。

 

 

そんな森のなかで生まれた、

おおらかな、昔ながらのボールペンでしたね。

 

 

手が大きくて筆圧が強い人向けとなると

現代日本人で使える人はあまりいないかもしれない、

みんなツルツルのペンに慣れすぎてるから、

 

でも握力って、

人間、鬱状態になったりすると握力は下がるんですよね、

だから、握力を鍛えると、逆に、気持ちも上向くんじゃないかと思う。

(ジムに通い始めると、鬱状態が改善するという話も聞くので)

 

ものを書くときは、「書く」ということに集中してしまうので

どうしても「ツルツル書ける」ということを求めてしまうけど、

「筆圧」とか「握力」とか、

「視覚に入るインクの色」とか、

そういう「五感」とか「体の感覚」を忘れないようにするほうが、

メンタル的には、バランスが取りやすいのかな、と思ったりします。

 

 

結論としては、シュナイダーのボールペンは、

ジェットストリームに慣れた日本人向けではないかもしれないけど、

昔と変わらないまま、これからもこういうものであり続けてほしい。

 

そういう「不器用な会社」がひとつでも多く残って欲しい。

最近、すごくそう思ってます。

元祖フランクリン式、手帳の運用方法

「なぜ手帳を持つのか」という話で、

以前フランクリン・プランナーの話を書きました。

 

フランクリン・プランナーが生まれるきっかけとなった

フランクリンさんが、

 

「よりよい人生を送るため、

よりよい人間になるために、自己管理のために取り入れたツール」

 

フランクリン・プランナーの原型になったという話です。

 

 

そこでフランクリンさんは、

「今日一日、自分は誠実であったろうか」とか

「正直であっただろうか」とか

「清潔感に欠けていなかっただろうか」とか

いろいろ気にしながら、出来てない項目には●をつけたりして、

「自分を省みるためのツール」として手帳を使っていたという話です。

 

この話は、フランクリン・プランナーのリフィルのセットなどを買うと、

冒頭に書かれている話で、知っている方も多いのではないかと思います。

 

 

ただ、現在では、

 

フランクリン・プランナー」といえば、

まさに「タイム・イズ・マネー」の感覚で、

「時は金なりだから、無駄な時間を減らすべきである」

というようなツールになっているような気はしてます。

 

ここが自分的にちょっと違和感があるところで、

 

「よりよい人間になるため、自分を客観視するツール」だったものが、

「より成功する人間になるため、徹底的に時間を節約するツール」に

なっているような気がしました。

 

 

これは、似てるようで似てないというか、

ある意味では真逆の価値観なんじゃないかと思ってます。

 

 

前者は「善良であること」を心がけている、

後者は「成功者であること」を目指している、

 

この二つは、並び立つようで、並び立たない、

片方を目指すと、片方が疎かになるという反比例の関係性かなと思います。

 

 

このどちらを目指すのかは

それこそ、人それぞれというところで、

たとえばユーチューバーなどでも、

人柄の良さとか、仲間との連帯感の感覚で支持されている人もいれば、

ひたすらお金稼ぎに焦点を当ててチャンネルを運営している人もいる、

 

ただ、前者は、

あまり欲がなかったゆえに、なかなか成功者にはなれなかった人であっても、

人柄の良さゆえに、まわりにサポートしてくれる人が増えてきて、

結果的に成功するというような道筋であったりするのに対して、

 

後者は、

もともと容量がよく、お金稼ぎもうまいがゆえに、

ユーチューブの使い方もすぐに習得し、機材も買い揃えて、

パクリ企画みたいなものであってもどんどん動画を出して、

一気に知名度を上げ、数千万の大金を手にするけれども、

周囲との人間関係がうまくいかなかったりして、

裏切りや持ち逃げなど、人間関係のトラブルなどに巻き込まれ、

多大な時間をつかってしまい、かえって精神的に疲労したりして、

成功者であったはずが、いつのまにか疲れ果てて消えていく、

 

というようなことになるパターンも、無きにしもあらずかなと、

そんなふうに思うこともあります。

 

 

これはユーチューブにかぎらず、商売などでもそうで、

一時的に大金を手にしたんだけども、

周囲の人の裏切りにあったり、トラブルにあって破産したり、

「経済」というものが主軸になってしまって以降は

ひたすらそんなドラマがそこらじゅうで起きている

というような状態なんですよね。

 

そして、なぜそんなふうになるかというと

自分が「お金」とか「社会的な成功」などに着目するようになると

自分の姿って、徐々に見えなくなっていくような気がするんですよ。

 

これはみんながうすうす感じていることで

成功した人が「天狗になる」とか、

そんな言い方がされたりすることがありますが、

天狗になると、周りが見えなくなりますよね、

 

そこで日本だと

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」などということわざもあり、

成功すればするほど、謙虚になるし、ならねばならない、

というような考え方があるわけです。

 

これは、「そうしたら成功しますよ」という話というより

「今まで、たくさんの人が謙虚さを忘れて失敗したので、

それを忘れないようにしないといけませんよ」という

「教訓的なことわざ」なのではないかなと思います。

だいたい、ことわざってそうですけどね。

 

でもそれって、なかなか日常で

振り返ることのできない部分だったりする。

 

「自分、最近ちょっと天狗になってるな」とか

「大金を持ちすぎて、まわりが見えなくなってるな」なんて

そんなのいちいち直視する人、いませんよね。

欠点を直視できるのは、勇者だけなんですよ。

 

誰もが勇者であるわけでなく

賢者でもない、

 

じゃあどうすればいいかというと

そこでフランクリンさんの方法というのは、ひとつの解決法だなと、

 

「自分が天狗になっていると思った日は●をつける」というふうにすれば、

カレンダーの中に、最初は●だらけかもしれないけど、

だんだんと、●は消えていくわけなんですよ。

 

これ、フランクリンさんは

人の心というものをよく理解してるなと思ったんですけど、

心理学的にいっても、このやり方は正しいんですよね。

 

なぜかというと、「●」というのは、

黒い丸ですから、あまりいいものには見えないんです。

相撲でも、負けたときは「●」ですよね。

 

「○」ではなく、あえて「●」を書き込むようにしたところが

フランクリンさんが人の深層心理をよく分かっているところで、

気になるものがカレンダーに書き込まれているとなれば、

それを減らしたいと思うのは自然な心の動きなんですよ。

 

そうすると自然に減っていくんですよね。

これ、すごいなと思いました。

 

 

ダイエットで言えば、

「油物を食べてしまった日は☆を書く」なんてしてたら

カレンダーが☆だらけになるかもしれませんけど、

それって別に不快な感じではなくて、

逆に楽しそうに見えてしまうでしょ。

 

そういうふうにしない、というのが、賢いんですよね。

 

 

要するに、「管理方法」ひとつ変えるだけで、

人の意識ってガラッと変わるということです。

 

自分を客観視できない人であっても、

自分を客観視することのできるツールを発明してしまえば、

おそれることなく客観視できるようになるということです。

 

自分も、そういうふうに手帳を使ってみようと

このところ思ってまして、

使い方をガラッと変えてみました。

 

手帳の使い方については、またそのうち書きたいと思います。

それは、「手帳の使い方を考えました」というのではなくて、

「こういう使い方にしたら、苦手なことが出来るようになりました」という

ご報告の記事にしたいなと思ってます。

そうじゃないと、意味がないので。(自分的に)

スミ利さんに学ぶ、油性ボールペン考


スミ利さんは自分も利用したことがある文具店さんですが、

さすがにプロの視点というか、

いろいろなことがよく分かって腑に落ちた良コラムでした。

 

 

海外メーカーは幸か不幸か超精密技術では日本に遅れを取っていた為、(中略)

日本市場で起こった様な劇的な粘性変化を与えず自社の書き味を堅持しています。

 

なるほどなぁ、という。

精密技術があったがゆえに、出来ちゃった、作れちゃった、ということですね。

 

あと、日本と海外の違いとして、

特にヨーロッパがそうだと思いますが、

変化を好まない気風はあるのかな、

慣れ親しんだものを変えたくない、

そういう気質は、ヨーロッパは強いかもしれないと思いました。

(アジア圏は比較的、どんどん変えてしまう印象。日本だけでなく中国なども)

 

 

元々、海外では水性ボールペンの人気が高く、油性ボールペンとは、はっきり住み分けができているのだと思います。

 

なるほどね。

 

ただ、現在は

海外でもジェットストリームはかなり知名度があると思うので

やはり海外メーカーも岐路に立たされているのかもしれません。

 

あと、海外でフリクションがバカ売れしたという話も聞いたことがあるので

こちらも、紙質などに様々な変化が出てきてしまった要因かもしれませんね。

 

 

私は近い将来日本の油性ボールペンが再び固いインキを搭載してくるのではないか、と考えています。

 

先見の明とはこのことだなと思う、

 

私も、日本のボールペン事情は今後変わるんじゃないかと思ってます、

それは、自分自身がジェットストリーム以外の選択肢を探しはじめたので、

自分が一番、その必要性を感じてしまっている現状ですね。

 

ただ、スミ利さんが、このように予想されたのが2004年ということなので

それから20年ものあいだ、ジェットストリームは常に王者であり続けた、

そう思うと、本当にボールペン界に革命を起こしたんだなと思います。

 

特に、このコラムの中で欠点として書かれている「インクのボタ落ち問題」ですが、

今、ジェットストリームでそういうことはないので、

やはり技術が進み続けて、その結果、

従来の油性ボールペンへの回帰は遅れた、

ということなのかもしれないと思いました。

 

となるとやはり、ビックの書き味を探そうと思ったら

海外のリフィルを買うしかないということになりそうです。

 

これね、今ほんと困ってる、

あんなに長年ジェットストリームを使い続けてきた、

ジェットストリーム帝国民みたいだった自分が

急に使えなくなっちゃったんだよね、

 

その理由は正直よく分からない、

でも、一言でいうと

 

「滑らかすぎて使いにくい」

 

という気持ちがすごく大きくなってしまった。

なんだろうな、ほんと、自分でもよく分からないですね。

だって、それをずっと使ってきたんだから、

なんで急にこうなったのか分からない。

 

「従来よりさらに滑らかになっちゃった仕様変更があった」とかなら分かるけど

特にそんなアナウンスもない、

ジェットストリームは変わってないのに

自分のほうが変わってしまった、

 

そしてそのことを

なんと20年も前に

スミ利さんは予言していたのです・・・。(Xファイルの音楽を流しながら)

 

まさにプロだな。

プロって、こういうもんだよ。

 

 

ただ、引用だけで終わっちゃうのもあれなので

自分なりにがんばって考察すると、

 

「ゲルインクやフリクション対応のために、

従来よりも固く、ツルツルになった紙と、

もとからツルツルのジェットストリームの相性が悪くなった」

 

ということは考えられるかもしれない。

 

紙のほうはかなり仕様変更が繰り返されていると思うので

最近のトモエリバーに感じた違和感もそうですが

紙が変わった結果、

書きにくくなったということかもしれません。

クリックゴールド(0.7)の代用品を探す(しかない)

クリックゴールド(0.5・日本製)の書き味が、

クリックゴールド(0.7・メキシコ製)とあまりにも違うため、

 

油性ボールペンの代替品を探すしかなくなりました。

 

 

そこでちょっと調べてみたのですが、

 

 

リフィルの情報が書いてあるところがありまして、

やっぱりマニアっているもんだね、(ありがたい)

 

 

上からBIC替芯 BP0.7、Schneider 770 M、

Schneider Express 775 F、Schneider Express 740 F

 

 

Schneider 770 Mが白筒のリフィルなので、

これ、似てるかもしれないなと思い、(製造元が同じである可能性がある)

さらに調べてみたところ、

 


売っていることが分かり、

レビューを見ましたら、

 

「クリックゴールドの書き味が変わってしまい、

ボールペンジプシーになっていたが、

やっと粘りのあるものに出会えた」

 

というレビューを発見しまして、

「自分、たぶんこの方と全く同じ状態だわ」と思ったので、

これを注文してみました。

 

白筒だし、ペン先が尖ってないから、

たぶん似たような書き心地かとは思う、

ただ、スプリングの長さが違うので、そのへんがどうかな、とは思いますが、

もしクリックゴールドに入るようなら、自分の悩みも解決するかもしれない。

 

 

もし、Schneider 770がダメなようなら、

 


こちらの

Schneider Express 740 F を試します。

 

 

自分の推測だけど、

日本ではあまりにもジェットストリーム旋風が起きたので

もうこういう「古きよきボールペンインク」みたいなのは

日本では見つけることができない気がするんだよね。

 

あと、日本は細字が人気があるので、

どうしてもペン先も尖ってしまう、

でもそのガリガリした書き味が今の自分に合わないので、

海外のやつを買ってみるしかないかなと思ってます。

 

 


Schneider Fave というボールペンも、

Schneider 770 リフィルが入っているようなのですが、

(マニアックなサイトをサッと見ただけなので、読み間違いかもしれませんが)

 

Schneider Fave は売っているのを見つけられなかったため、買えませんでした。

よく探せばどこかに売ってるかもしれないけども。

 

 

シュナイダーは、自分は万年筆しか持ってないのですが

長期間使わなかったわりに、普通にインクが出たので

エルバンの万年筆より優秀だなと感心したんですけど、

 

ただ、あまりにも好みのボールペンが見つからなかった場合、

最終的にはエルバンのボールペンを使うしかないかもしれないと

思ってはいます。

 

(インクの出も全く良くないが、ガリガリしないという利点はある)